

スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
保有資格
AFP・2級FP技能士
専門分野・得意分野
生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。
突然の病気やケガで長期間働けなくなったとき、生活をどう維持するかは多くの人にとって深刻な課題です。そんなリスクに備える保険が「就業不能保険」です。ここではその仕組み、必要性、他の制度との違いを詳しく解説し、適切な保障を選ぶためのポイントを紹介します。
就業不能保険とは?
就業不能保険とは、病気やケガで一定期間以上働けなくなった場合に、毎月一定額の給付金が支払われる民間の保険商品です。主に生活費や住宅ローン、教育費などの補填を目的としています。
公的制度との違い
制度 | 内容 |
---|---|
傷病手当金 | 給与の約2/3を最長1年6か月支給 |
障害年金 | 障害等級に応じて支給 |
就業不能保険 | 自由に設定した保障内容で給付 |
就業不能保険が活きる5つの場面
1. 長期療養による収入喪失
がんや脳卒中などの治療が長期化する場合、公的制度の支給期間を超えると無収入になるリスクがあります。
そのようなとき、就業不能保険が生活費を支えてくれます。
2. 傷病手当金の支給終了後
健康保険の傷病手当金は最長1年6か月まで。それ以降の保障がない方にとって、保険の継続的な給付は非常に重要です。
3. 住宅ローンの支払い継続
収入が途絶えても住宅ローンの返済は止まりません。団信ではカバーされないケースや条件もあり、就業不能保険でリスクを補填できます。
4. 教育費など家族の生活費補填
働けなくなると、子どもの教育費や生活費に直結します。毎月の定額給付は、家族を守る安心材料になります。
5. 自営業・フリーランスの収入安定
公的保障が不十分な自営業者にとって、就業不能保険は生活維持の柱です。
任意加入であるため、自らの意思で早めに備えることが重要です。
就業不能保険には、支給開始までの免責期間や支給条件が商品によって異なるため、内容の確認と比較が必須です。
まとめ
就業不能保険は、働けなくなったときの経済的不安を軽減する大切な備えです。特に自営業者や子育て世帯には有効な手段です。
公的保障と民間保険を組み合わせた収入対策が、安定した生活を支える鍵となります。
監修者からひとこと
スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
就業不能リスクは年齢・職種問わず誰にでも起こり得るものです。現役世代ほど、家計や住宅ローンなどの影響が大きく、備えが不可欠です。
自分の生活スタイルや職業に合わせた就業不能保険を選ぶことで、長期的な生活設計に安心感が生まれます。