【ポリープはがん保険の対象？】切除したら給付金は出る？対象条件と注意点を解説！

ポリープはがん保険の対象？切除したら給付金は出る？対象条件と注意点を解説！

「ポリープを切除したらがん保険の給付金は出る？」

「ポリープってそもそもがんの一種なの？」

健康診断や内視鏡検査で発見されることの多い「ポリープ」。特に大腸ポリープや胃ポリープなどは、がん保険の保障対象になるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

実は、がん保険で給付金が支払われるのは「がん（悪性新生物）」または「上皮内がん」と診断された場合が基本。良性のポリープや「がんの疑い」の段階では対象外となることが一般的です。

この記事では、ポリープとがん保険の関係、給付金が出る条件、加入時の注意点についてわかりやすく解説します。

ポリープとがん保険の関係を正しく理解しよう

ポリープは必ずしも「がん」ではない

ポリープとは、粘膜にできる隆起状の腫瘤（できもの）の総称です。すべてががんではなく、多くは良性ですが、一部は悪性化することがあります。

給付対象は「悪性新生物」または「上皮内新生物」と診断された場合

がん保険で給付対象となるのは、病理検査の結果「がん」と診断されたときです。上皮内新生物（上皮内がん）を保障対象とする保険もあります。

良性ポリープの場合は給付対象外が一般的

良性ポリープの場合、たとえ切除をしてもがん保険から給付金が出ることはほとんどありません。保障対象となる病名が重要です。

診断結果によっては「がん」と判断されるケースもある

切除後の病理検査で悪性とわかった場合は、給付対象になります。検査結果の診断名が「悪性新生物」や「上皮内新生物」であるかどうかがポイントです。

ポリープに備える保険選びと注意点

がん保険の保障範囲（悪性新生物と上皮内新生物）を確認する

がん保険によっては「悪性新生物」のみ対象のものと、「上皮内新生物（上皮内がん）」も対象にしているものがあります。加入前に確認しましょう。

診断給付金の条件（診断確定が必要）を確認する

多くのがん保険では、病理検査での「診断確定」が給付の条件です。「がんの疑い」や「良性腫瘍」では対象外になります。

手術給付金や入院給付金は医療保険でカバーする

良性ポリープの切除や検査入院については、がん保険ではなく医療保険の保障対象となることが多いです。併せて確認しましょう。

がん保険の保障内容と給付金のしくみ

がん保険を検討する際、保障開始のタイミングや給付金の種類を正しく理解することが大切です。

保障開始時期と待ち期間

がん保険では契約直後から「がん以外の死亡保障」が開始されますが、がん保障は一般的に一定の待ち期間を経て開始されます。

この期間中にがんと診断された場合、保障の対象外となる点に注意が必要です。

がん保険で受け取れる主な給付金

がんと診断された際に受け取れる給付金には以下のような種類があります。

保険商品によっては先進医療給付金や通院給付金などの特約が付加できる場合もあります。

よくある質問 Q&A

Q1. 良性のポリープ切除でもがん保険の給付金は出ますか？

A いいえ。良性ポリープの切除では給付金は出ません。がん保険は「悪性新生物」または「上皮内新生物」と診断された場合のみ対象です。

Q2. 「がんの疑い」でも給付金はもらえますか？

A もらえません。「疑い」段階では給付対象外です。病理検査による正式な診断（診断確定）が必要です。

Q3. 大腸ポリープはがん保険の対象になりますか？

A 病理検査で「悪性新生物」または「上皮内新生物」と診断された場合は対象になります。良性の場合は対象外です。

Q4. 医療保険ではポリープ切除は保障されますか？

A はい。医療保険では良性ポリープの切除でも、手術給付金や入院給付金が支払われる場合があります。契約内容を確認しましょう。

Q5. 上皮内新生物と悪性新生物の違いは？

A 上皮内新生物は「初期のがん」「非浸潤がん」とも呼ばれ、がん細胞が粘膜の内側にとどまっている状態です。悪性新生物は浸潤がん（進行がん）です。

まとめ

ポリープは粘膜にできる隆起状の腫瘤で、必ずしも「がん」とは限らないことがポイントです。がん保険で給付対象となるのは、病理検査で「悪性新生物」または「上皮内新生物」と診断された場合に限られています。

良性ポリープの場合、たとえ切除をしてもがん保険の給付金は出ないのが一般的です。一方で、医療保険であれば良性でも保障されることがあるため、医療保険とがん保険の違いを正しく理解しておくことが大切です。

安心して治療に向き合うためにも、保障内容を確認し、必要な備えを準備しましょう。