【入院中の食事代を見逃すな】療養費のリアルと保険で備える方法

スマホdeほけん編集部監修者

ファイナンシャルプランナー

保有資格

AFP・2級FP技能士

専門分野・得意分野

生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。

入院生活でかかる費用は、治療代だけではありません。意外と負担が大きいのが「入院中の食事代」です。この記事では、食事代の仕組みや統計データ、そして備え方としての医療保険活用術を詳しく解説します。

長期入院の経験がある方や将来に備えたい方にとって、知っておくべきポイントが満載です。

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入院中の食事代とは?公的制度と費用負担の仕組み

日本の公的医療制度では、入院中の食事は「食事療養費」として位置づけられています。2024年現在、自己負担は1食460円。1日3食なら1,380円、1か月(30日)で約41,400円の負担です。

この金額はあくまで標準負担額であり、低所得者には減額措置もありますが、一般的な収入層では全額負担が基本です。

月別・年齢別の平均入院食費の比較

年齢層 平均入院日数 月間食費(推定)
20〜64歳 19.1日 約26,358円
65〜74歳 25.4日 約35,052円
75歳以上 35.7日 約49,146円
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高額療養費制度はカバー外

高額療養費制度は、医療費の月額上限を設けて家計負担を抑える仕組みですが、対象は診療費や検査費用であり、入院中の食事代は対象外です。つまり、どんなに高額な治療を受けても、食事代は自己負担のままです。

他に対象外となる費用の一例

項目 内容 自己負担例
差額ベッド代 個室希望など 1日5,000〜20,000円
日用品費 洗面用具・タオル等 月3,000〜5,000円
食事代 治療食含む1食460円 月41,400円
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医療保険の給付金で補えるか

民間の医療保険には「入院給付金」が設定されていることが多く、1日あたり5,000円〜10,000円程度が支払われるタイプが主流です。これを活用すれば、毎日の食費をまかなうことが十分に可能です。

医療保険選びで注目すべきポイント

・日額給付額が実費に見合っているか
・長期入院対応か(60日以上など)
・通院保障や先進医療特約の有無も確認しましょう。

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まとめ:見落とされがちな食費への備えが重要

入院にかかる食費は、長期化するほど家計への影響が大きくなります。公的制度だけではカバーできない部分を民間の医療保険で補完することは、安心できる治療環境の整備につながります

自分のライフスタイルやリスクに応じて、最適な保険の見直しを定期的に行いましょう。

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監修者からひとこと

スマホdeほけん編集部監修者

ファイナンシャルプランナー

入院時の出費は見えづらい部分でかさむことが多く、中でも食事療養費はその代表例です。特に高齢者や持病持ちの方は入院の頻度や期間が長くなりがちなので、医療保険の加入は必須と言えるでしょう。

医療費の全体像を把握し、公的制度で足りない部分は民間保障で補う。この考え方が、将来の医療不安に備えるカギになります。

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