

スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
保有資格
AFP・2級FP技能士
専門分野・得意分野
生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。
「うさぎやハムスターに保険は必要?」「高齢のペットでも入れるの?」と疑問を持つ飼い主さんは多いはずです。
実は、小動物も病気やケガで高額な医療費がかかるリスクがあります。今回は、小動物向けペット保険の必要性と、シニアでも入れる保険について詳しく解説します。
小動物(エキゾチックアニマル)の定義と人気の理由
小動物とは、犬や猫以外のペット全般を指し、特にうさぎやハムスター、フェレット、鳥類、爬虫類が代表的です。
賃貸物件でも飼いやすく、鳴き声やにおいが少ないことから人気が高まっています。しかし、診療可能な動物病院はまだ少なく、治療費も高額になりやすいのが現状です。
小動物にもペット保険は必要?理由を解説
「小さいから医療費も安い」と思われがちですが、検査や手術が必要になると数万円~十数万円かかるケースもあります。
特にフェレットやチンチラは腫瘍や骨折のリスクが高く、治療が長期化すると年間で10万円以上の負担になることも。ペット保険は飼い主とペットの両方を守る大切な備えです。
小動物が加入できるペット保険ランキング
加入できる保険は限られていますが、3社を中心に対応プランがあります。以下のランキングを参考にしてください。
小動物保険おすすめ
1. SBIプリズム少短「プリズムペット」
加入可能動物が最も多く、うさぎ・フェレット・鳥・カメ・トカゲなど幅広く対応。補償割合は100%で、年齢上限なしというのも大きな特徴です。
終身更新可能で、保険料は年齢が上がっても変わらないため、長く安心して利用できます。
2. アイペット損保「うちの子キュート」
哺乳類から爬虫類まで幅広く対応。窓口精算が可能なため、保険金請求の手間が少ない点が魅力です。
補償割合は30%・50%・70%から選択でき、ニーズに合わせたコスパ重視の設計が可能です。
ここに注目!
SBIプリズム少短は「年齢無制限」、アイペットは「窓口精算」など、保険会社ごとに強みがあります。
小動物のペット保険料を比較!
保険料はペットの種類や補償内容によって異なります。0歳のうさぎを例に、3社の月額と年額を比較しました。
保険会社 | 月額保険料 | 年間保険料 |
---|---|---|
SBIプリズム少短(100%) | 3,460円 | 38,060円 |
アイペット損保(70%) | 2,810円 | 32,770円 |
アニコム損保(70%) | 3,270円 | 35,680円 |
おすすめのミーアキャット対応ペット保険
ここまで、ミーアキャットのペット保険の必要性や選び方を解説しましたが、実際にどの保険を選べばよいのでしょうか。
エキゾチックアニマルに対応し、補償内容・保険料のバランスが良い保険としてSBIプリズム少短の「プリズムペット」が注目されています。

商品名 | 月払保険料 | 補償割合 |
---|---|---|
プリズムペット | 【プレミアム】3,460円 【バリュー】2,890円 |
100%* |
*入院・通院・手術の1日(1回)の上限金額および年間上限回数あり
※条約・条例等にて規制の範疇にあるものはお申し込みいただけません。
※健康体であることが条件となります。
※お申し込みの際は、ペットの健康状態を告知いただく必要があります。
※告知内容によっては、健康診断をお願いする場合 やお引き受けできない場合があります。
小動物がかかりやすい病気と治療費
病気やケガは予想外のタイミングでやってきます。以下は代表的な病気と治療費の目安です。
うさぎ:不正咬合・胃腸うっ滞
歯のトラブルや胃腸障害が多く、手術になると10万円以上かかるケースも。
予防には牧草を中心とした食事と、定期的な歯のチェックが欠かせません。
フェレット:腫瘍・副腎疾患
フェレットは中高齢期になると腫瘍や副腎疾患が多く見られます。手術や長期投薬が必要になる場合も少なくありません。
早期発見のために、半年〜1年ごとの健康診断と、体重や被毛状態のチェックを習慣にしましょう。
ハムスター:皮膚炎・頬袋脱
皮膚炎はストレスや不衛生な環境が原因で発症しやすく、頬袋脱は食べ物や異物の詰まりで起こります。
ゲージの清掃と、与える餌の大きさや形状に注意することで予防につながります。
チンチラ:不正咬合・骨折
歯の過長や不正咬合は食欲低下を招き、骨折はジャンプや落下による事故が原因で発生します。
適切なケージ設計と、牧草主体の食事管理で健康維持を図りましょう。
爬虫類:代謝性骨疾患
カルシウム不足や紫外線不足によって骨が弱くなる病気です。進行すると骨折や変形が起こります。
カルシウム添加と紫外線照射を適切に行うことで、多くの場合は予防可能です。
注意ポイント
小動物は体調不良を隠す傾向があるため、食欲や排泄の変化には要注意です。
シニアでも加入できるペット保険はある?
一般的に小動物の保険は加入年齢が制限されています。SBIプリズム少短は年齢無制限で新規加入OKですが、アイペットやアニコムは3歳11カ月までです。
高齢になるほど加入できる保険は減るため、若いうちの加入がおすすめです。
獣医師に聞く!小動物のペット保険は本当に必要?
エキゾチックアニマルの診療は専門性が高く、費用差も大きいのが実情です。
加入を迷う飼い主さんの疑問に、獣医師がわかりやすく回答します。

34歳・女性
犬や猫以外の小動物にも、やはり保険は必要ですか?
スマホdeほけん
必要性は高いです。対応病院が限られ、検査・麻酔・入院の単価が上がりやすいからです。突発の外傷や消化器疾患でも数万円〜十数万円になるケースがあります。


34歳・女性
どの補償割合(50・70・100%)を選べばいいでしょう?
スマホdeほけん
自己負担を抑えたいなら70%以上が現実的です。100%は安心感が高い一方、保険料が上がるため、家計と通院頻度を踏まえて選びましょう。


34歳・女性
加入前に必ず確認すべきポイントは?
スマホdeほけん
対象動物・加入年齢・通院補償の有無・年間限度額の4点です。小動物は通院中心になりやすいので、通院が対象かは特に重要です。


34歳・女性
シニアでも加入できますか?
スマホdeほけん
商品により異なります。年齢無制限のものもありますが、上限が低い商品も多いです。若く健康なうちの加入がベターです。


34歳・女性
保険とあわせて日頃からできる予防は?
スマホdeほけん
適正飼養(温湿度・紫外線・ケージ環境・食餌設計)の徹底です。小動物は不調を隠すため、食欲・排泄・体重の微細な変化に気づける観察も大切です。

Q&A:小動物のペット保険でよくある質問
Q1. 小動物の保険料は高い?
A. 月額2,000~4,000円程度が相場です。補償内容や動物の種類で変わります。
Q2. 爬虫類も加入できる?
A. SBIプリズム少短やアイペット、アニコムで対応プランがあります。
Q3. 持病がある場合は?
A. 既往症は補償対象外ですが、加入できるケースはあります。
Q4. 途中で解約できる?
A. 可能ですが、年払契約は返戻金の条件を確認してください。
Q5. 多頭割引はある?
A. アイペット損保で多頭割引が適用されます。
まとめ:小動物のペット保険は早めの検討が安心
小動物は犬や猫と同じように、病気やケガで高額な治療費が必要になる場合があります。
若くて健康なうちに加入しておくことで、もしもの時の家計負担を軽減できます。シニアでも加入できるプランがあるため、諦めずに比較検討してみましょう。
公的外部リンク:適正飼養と医療制度の公式情報
信頼できる公的情報で、飼育基準やトラブル予防を確認しましょう。
契約前に最新の記載を必ずチェックしてください。
項目 | 概要 | 公式リンク |
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環境省:動物の愛護と適正な飼養管理 | 動物愛護管理法の要点と、適正飼養の基本指針を解説 | 環境省 |
環境省:ペットの適正飼養 | 小動物を含む飼養の注意点・しつけ・健康管理の基礎 | 環境省 |
消費者庁:ペットの契約・トラブル | 売買・保険などの契約上の注意点と相談窓口情報 | 消費者庁 |
日本獣医師会 | 獣医療・動物福祉・飼い主向け情報 | 日本獣医師会 |
日本動物愛護協会 | 普及啓発・飼い主支援・動物福祉の情報提供 | 日本動物愛護協会 |

監修者からひとこと
スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
ペット保険は単なる費用負担軽減ではなく、治療の選択肢を広げる大切な仕組みです。小動物は体調変化に気づきにくく、早期治療が重要です。保険を活用し、安心できる環境を整えましょう。