【完全比較】所得補償保険と就業不能保険の違いとは?選び方と活用ポイントを解説

スマホdeほけん編集部監修者

ファイナンシャルプランナー

保有資格

AFP・2級FP技能士

専門分野・得意分野

生命保険・社会保障・金融全般

「働けなくなった時にどの保険が適しているのか分からない」という悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

所得補償保険と就業不能保険は、どちらも就労不能による収入減少に備える保険ですが、内容には明確な違いがあります。

本記事では、それぞれの特徴・違い・向いている人の傾向を比較しながら解説します。

働けなくなったときに備える2つの保険の役割

病気やケガで働けなくなったとき、収入を補う保険として「所得補償保険」と「就業不能保険」があります。

いずれも収入減を補填する保険ですが、目的・契約対象・給付要件などに違いがあります。

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所得補償保険と就業不能保険の違い5つ

2つの保険の主な違いを以下に整理します。

1. 契約者の対象

所得補償保険は主に法人や事業主向けで、給与収入がある人が対象です。

就業不能保険は個人向けで、会社員・自営業者など幅広く加入できます。

2. 給付条件の違い

所得補償保険は、医師の指示による就労不能が給付条件です。

就業不能保険は、所定の状態に該当した場合に給付されます(例:入院や日常生活動作の制限など)。

3. 給付期間と期間制限

所得補償保険は最長1~2年の短期保障が多いです。

就業不能保険は60歳や65歳までなど、長期に渡る保障が可能です。

4. 精神疾患の対応

所得補償保険は精神疾患が対象外となるケースが多く見られます。

一方、就業不能保険は条件付きで精神疾患に対応する商品もあります。

5. 保険料の傾向

所得補償保険は短期型であるため、比較的保険料は低めです。

就業不能保険は保障期間が長い分、保険料はやや高めになります。

注意ポイント

加入時の健康状態によっては、就業不能保険のほうが審査が厳しくなる場合があります。

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保険を選ぶときに確認すべき5つの視点

自分にとって最適な保険を選ぶには、以下のポイントに注目しましょう。

1. 現在の職業と収入の形態

会社員であればどちらの保険も選べますが、個人事業主の場合は所得補償保険の方が柔軟な選択が可能です。

2. カバーしたいリスクの種類

短期間の就業不能なら所得補償、長期の働けないリスクなら就業不能保険が向いています。

3. 必要な保障期間

回復の見込みがあるなら短期型でも良いですが、定年までの保障を希望するなら長期型を選びましょう。

4. 精神疾患への対応の有無

うつ病などの精神疾患に備えたい場合は、就業不能保険の保障範囲を重視しましょう。

注意ポイント

どちらの保険も「免責期間」があるため、給付開始までの生活費も事前に準備しておきましょう。

5. 月額給付金額と家計のバランス

保障額が高すぎると保険料が家計に負担となるため、必要生活費に基づいた適正額を設定しましょう。

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2つの保険を比較|特徴を一覧で把握

主な違いを表形式で整理しました。

項目 所得補償保険 就業不能保険
契約対象 主に法人・個人事業主 個人(会社員・自営業など)
給付条件 医師の就労不能証明 所定の状態に該当
給付期間 最長1〜2年 60歳・65歳までなど長期
精神疾患対応 対象外が多い 対応商品あり
保険料 割安 やや高め
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Q&A|所得補償保険と就業不能保険の違いに関する疑問

Q1. 両方の保険に加入するのはアリですか?

A. 可能です。短期と長期でカバー範囲を分けて加入する方もいます。

Q2. 自営業者にはどちらが向いていますか?

A. 短期的な収入補填には所得補償保険、長期的な不労リスクには就業不能保険が適しています。

Q3. 精神疾患に対応している保険はありますか?

A. 一部の就業不能保険で対応していますが、加入条件が厳しい場合があります。

Q4. 保険料はどのくらいですか?

A. 所得補償保険は月数千円、就業不能保険は月5,000〜1万円が目安です。

Q5. 加入時の注意点はありますか?

A. 健康状態の告知や職種制限、給付条件の確認が必須です。

まとめ|違いを理解し、目的に応じた保険を選ぼう

所得補償保険と就業不能保険は、どちらも「働けなくなるリスク」に備えるための重要な手段です。

それぞれの特徴と向き不向きを理解し、自分の職業・家計状況・備えたい期間に合わせて選びましょう。

保険は「加入しておけば安心」ではなく、必要なときに機能するかどうかがポイントです。今から正しく備えましょう。

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監修者からひとこと

スマホdeほけん編集部監修者

ファイナンシャルプランナー

「所得補償保険と就業不能保険の違い」は理解しておかないと加入後にギャップが生じる可能性があります。

保障期間・給付条件・精神疾患への対応など、自分に必要な要素を明確にして選択することが、後悔のない保険選びの鍵です。

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