

スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
保有資格
AFP・2級FP技能士
専門分野・得意分野
生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。
脂質異常症(高脂血症)は、日本人の生活習慣病の中でも特に罹患率が高い疾患です。放置すると動脈硬化や心筋梗塞など、重篤な合併症を招く恐れがあります。
そんな脂質異常症を抱える方が医療保険に加入しようとした際、健康状態によっては通常の保険に通らないこともあります。そこで有力な選択肢となるのが「引受基準緩和型医療保険」です。本記事では、脂質異常症の方向けに保険加入のポイントや注意点をわかりやすく解説します。
引受基準緩和型医療保険とは?
過去の病歴があっても比較的加入しやすい保険商品です。告知項目が限定的で、直近の入院や手術の有無などにとどまる場合が多いため、脂質異常症の方でも申込みしやすい設計です。
通院治療中でも加入できる可能性がある点が大きな魅力です。
脂質異常症患者が確認すべき保険のポイント
脂質異常症に特化した保障があるわけではありませんが、以下のような点を確認しましょう。
・合併症に対応した入院・手術保障の有無
・服薬中でも加入可能かどうか
・将来的な生活習慣病のリスクに備える特約の有無
注意ポイント
脂質異常症が原因で起こる疾患(心疾患、脳血管障害など)は、多くの保険で保障対象となります。合併症の保障範囲を必ず確認しましょう。
引受基準緩和型医療保険が向いている人とは?
脂質異常症を持つ方で、次のようなケースに該当する方は検討する価値があります。
1. 通院のみで治療が安定している
医師の指導下で定期的な通院・薬物治療が行われており、病状が安定している場合は加入が認められやすい傾向にあります。
過去1~2年以内に入院・手術がなければ、告知をクリアできるケースもあります。
2. 薬を服用しているが日常生活に支障がない
高脂血症の薬を服用中でも、日常生活に支障がなければ緩和型保険の加入は十分可能です。
治療継続中でも告知内容が軽ければ審査に通りやすいのが特徴です。
3. 通常の医療保険に断られたことがある
緩和型保険は、従来の保険で断られた方のセーフティネットとして機能します。
過去の診断歴や投薬歴が原因で断られた方にとっては、有力な選択肢となります。
4. 心筋梗塞・脳卒中の家族歴がある
脂質異常症のある方で、心血管系疾患の家族歴がある場合、リスクを見越して早めに保障を用意しておくと安心です。
特に高齢になるほどリスクが高まるため、早期加入がカギとなります。
5. 将来的な入院費を備えたい
脂質異常症による動脈硬化からの合併症を想定すると、入院や手術保障が重要です。
緩和型保険でも日額入院・手術給付金などがしっかりついた商品を選びましょう。
まとめ
脂質異常症(高脂血症)の方でも、引受基準緩和型医療保険なら加入の可能性があります。
自分の健康状態を正しく把握し、保障内容や条件をしっかり確認したうえで、自分に合った保険を選びましょう。
監修者からひとこと
スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
脂質異常症は初期段階で自覚症状が少ないものの、放置すると深刻な疾患へとつながります。
医療保険を活用し、合併症や緊急時への備えを整えることは、将来の安心に直結します。定期的な検査と併せて、早期からの保険加入も検討してください。