

スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
保有資格
AFP・2級FP技能士
専門分野・得意分野
生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。
「70歳・80歳からでも保険に加入できるの?」「高齢になってから医療保険や生命保険は本当に必要?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
高齢になると病気や入院のリスクが高まる一方、年齢や健康状態によっては新規での保険加入が難しくなるケースもあります。
しかし、引受基準緩和型保険や無選択型保険など、高齢者でも加入できる保険があります。
本記事では、70代・80代に保険が必要な理由、高齢者向け保険の選び方、おすすめのポイントを専門家の意見も交えて徹底解説します。
70代・80代に保険は必要?
結論として、高齢者にとっても保険は必要性が高いといえます。理由は以下の通りです。
1. 入院リスクの増加
厚生労働省のデータによると、70代から入院率が急増。高齢になるほど医療リスクは大きくなります。
2. 医療費負担の増大
高額療養費制度で自己負担は抑えられますが、差額ベッド代や先進医療などは対象外。年間で数十万円の負担となる場合もあります。
3. 収入減少後の生活費リスク
年金生活に入った後は収入が限られるため、予期せぬ医療費負担は家計に直撃します。
4. 葬儀費用や残された家族の負担
死亡保険は葬儀費用や配偶者の生活費を準備する目的で活用できます。終身保険なら相続対策にもなります。
5. 高齢者向け保険商品がある
「引受基準緩和型保険」「無選択型保険」なら70代・80代からでも加入できる可能性があります。
70代・80代におすすめの保険の選び方
高齢者が保険を選ぶ際に意識すべきポイントを解説します。
1. 引受基準緩和型・無選択型を検討
健康状態に不安があっても入りやすい緩和型・無選択型は高齢者の有力な選択肢です。
2. 医療保険は入院日数より通院保障
長期入院は減少傾向にあり、通院治療に対応した保障を選ぶと安心です。
3. 死亡保障は葬儀費用をカバー
必要以上の大きな保障は不要。葬儀費用(約200万円)を基準に検討しましょう。
4. 先進医療特約で最新治療に対応
数百万円かかる先進医療も、特約なら少額の保険料で備えられます。
5. 保険料負担のバランス
高齢になるほど保険料は割高になります。生活費に無理のない範囲で選ぶことが大切です。
ワンポイント
まずは現在の加入状況を見直し、不足分だけを補う形で新規加入するのが賢い選び方です。
FPに聞く!高齢者の保険選びで後悔しないために
実際に70代・80代で保険に加入を検討している方が抱える疑問を、ファイナンシャルプランナーに直撃しました。

34歳・女性
70歳・80歳でも加入できる保険って本当にあるんですか?
スマホdeほけん
あります。引受基準緩和型や無選択型なら健康状態の告知なしでも加入できます。ただし保障内容が限定的なので、必要な保障を見極めて選ぶことが大切です。


34歳・女性
保険料が高そうで不安です…どう考えればいいでしょうか?
スマホdeほけん
年齢が上がると保険料も高くなります。だからこそ「何のための保険か」を明確にして、必要な部分だけをピンポイントでカバーするのがポイントです。


34歳・女性
医療保険と死亡保険、どちらを優先すべきですか?
スマホdeほけん
70代・80代は医療費リスクが現実的なので、まずは医療保険を優先しましょう。死亡保険は葬儀費用程度で十分なケースが多いです。


34歳・女性
いつまでに加入すべきか、タイミングはありますか?
スマホdeほけん
健康状態が安定しているうちがチャンスです。年齢とともに加入できる保険が限られてくるので、70代前半の検討がおすすめです。


34歳・女性
公的医療制度があるのに、民間保険は必要ですか?
スマホdeほけん
確かに公的制度もありますが、差額ベッド代や先進医療費など自己負担になる部分も多いです。そこを民間保険でカバーできると安心感が違います。

よくある質問(Q&A)
Q1. 70歳を過ぎても安い保険に入れますか?
A. 公的医療制度と併用すれば負担を抑えられます。FP相談で最適プランを探すのがおすすめです。
Q2. 80歳からでも入れる保険はありますか?
A. 一部の保険会社の無選択型なら可能です。ただし保険料は割高です。
Q3. 死亡保険は何歳まで加入するべき?
A. 葬儀費用や配偶者の生活費を目的にする場合のみ。必要性がなければ解約・見直しも検討できます。
Q4. 医療保険と死亡保険、どちらを優先?
A. 高齢者は医療リスクが高いため医療保険を優先すべきです。
Q5. 公的医療制度だけで十分ですか?
A. 高額療養費制度で自己負担は軽減されますが、差額ベッド代や自由診療は対象外です。
まとめ
70代・80代でも加入できる保険は存在します。特に引受基準緩和型・無選択型は選択肢となりますが、保険料負担とのバランスを考慮することが重要です。
医療費リスク・葬儀費用・配偶者の生活費といった目的を明確にし、最適なプランを選びましょう。
公的・公式リンク集
高齢者の医療制度や保険制度は変更される可能性があります。最新情報は公的機関の情報を確認してください。
サイト名 | 内容 |
---|---|
厚生労働省 | 高齢者医療制度・社会保障制度 |
全国健康保険協会 | 高額療養費制度 |
がん研究会 | がん医療・研究情報 |
国立がん研究センター | がん統計・最新情報 |
監修者からひとこと
スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
30代女性は、キャリアや家庭生活の基盤を築く大切な時期ですが、同時にがんのリスクも高まり始める年代です。特に乳がんや子宮頸がんは30代から発症率が上昇し、早期発見・早期治療が重要となります。がん保険は、治療費だけでなく収入減少への備えとしても大きな役割を果たします。
「保険はまだ早いのでは?」と思う方も多いですが、健康で若いうちに加入しておくことで、保険料を抑えつつ手厚い保障を確保できます。ライフプランに合わせて医療保険と組み合わせながら、無理のない範囲で安心を備えておくことをおすすめします。