

スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
保有資格
AFP・2級FP技能士
専門分野・得意分野
生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は軽症から重症まで幅広く、入院や後遺症による通院が必要となるケースもあります。感染後の体調不安から、将来的な医療費に備えるために保険加入を検討する方も増えています。
ただし、新型コロナの既往歴があると、通常の医療保険では加入審査が厳しくなることがあります。そうした方におすすめなのが「引受基準緩和型医療保険」です。この記事では、COVID-19の治療歴がある方向けの医療保険加入のポイントを解説します。
引受基準緩和型医療保険とは?
持病や入院歴があっても加入しやすく設計された医療保険です。告知項目が限定的で、「直近の入院・手術の有無」のみを問われるなど、比較的ハードルが低いのが特徴です。
新型コロナ感染後に完治し、一定期間が経過していれば加入の可能性は十分にあります。
確認すべき保障内容のポイント
後遺症や再感染などに備えるため、以下の保障項目をチェックしましょう。
・再入院や通院治療が保障対象となるか
・後遺障害が認定された場合の給付内容
・精神疾患(うつ、不安障害など)への保障範囲
注意ポイント
「コロナ後遺症」などの症状は、保険会社により判断基準が異なります。
保障対象となるか必ず確認しましょう。
引受基準緩和型が向いている人とは?
新型コロナ罹患後に以下のような状況にある方は、緩和型保険の検討がおすすめです。
1. 後遺症による通院が終了し、症状が安定している
通院が終了してから一定期間経っていれば、保険会社によっては加入可能な場合があります。
診断書や完治証明の提出が求められることもあります。
2. 過去の保険審査で落ちた経験がある
緩和型保険は告知内容が簡素化されており、過去の病歴に左右されにくいのが特長です。
再度のチャレンジとして適しています。
3. 再感染に備えて保障を持ちたい
再感染や新たな変異株の流行に備え、入院・通院保障を確保しておくことが重要です。
先進医療特約なども視野に入れると良いでしょう。
4. 医療費負担に不安がある
入院一時金や日額保障などで医療費負担を軽減することができます。
収入減少リスクにも備える視点が必要です。
5. 最低限の保障で月額保険料を抑えたい
掛け捨て型や保障範囲を限定することで保険料を抑える工夫が可能です。
将来の健康状態や収支バランスも考慮しましょう。
よくある質問
Q1.新型コロナに感染したことがあっても医療保険に加入できますか?
A.一定の期間が経過し、体調が安定していれば、引受基準緩和型医療保険で加入できる場合があります。
Q2.後遺症が続いている場合でも保険に入れますか?
A.症状の程度や内容によりますが、継続的な通院中の場合は加入が難しいケースもあります。通院終了後に再検討すると良いでしょう。
Q3.通常の医療保険との違いは何ですか?
A.引受基準緩和型は、加入時の健康告知項目が少なく、持病や既往歴があっても加入しやすいのが特徴です。
Q4.加入時に診断書は必要ですか?
A.保険会社によって異なりますが、最近の診断書や治療経過のわかる書類を求められることがあります。
Q5.再感染した場合も保障されますか?
A.通常、加入後に発症した病気やケガは保障対象になります。ただし、免責期間や不担保条件が設定されている場合があるため、事前確認が重要です。
まとめ
新型コロナの罹患歴がある方でも、引受基準緩和型医療保険であれば、将来の入院や治療に備えることができます。
保障内容、免責期間、不担保部位の確認を行い、自分に合った保険選びを進めましょう。
監修者からひとこと
スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
新型コロナ感染後に体調への不安を抱える方は少なくありません。後遺症の有無に関わらず、保険による備えが将来の安心につながります。
引受基準緩和型医療保険は、持病や既往症がある方にとって選択肢の一つとなる制度です。保障内容をよく比較・理解し、適切な保険を選ぶことが重要です。