

スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
保有資格
AFP・2級FP技能士
専門分野・得意分野
生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。
椎間板ヘルニアや鼠径(そけい)ヘルニアなど、一度発症すると繰り返すこともあるヘルニア。再発や手術の可能性に備えるために保険を検討する方も多いですが、既往歴があると一般の医療保険では加入が難しいケースが多くなります。
そんな中でも、引受基準緩和型医療保険であれば、ヘルニア歴があっても加入できる可能性があります。本記事では、ヘルニア経験者が医療保険を選ぶ際のポイントや注意点を解説します。
引受基準緩和型医療保険とは?
健康状態に不安がある方でも加入しやすい保険です。告知項目が少なく、過去の病歴や手術歴があっても条件を満たせば加入可能です。
特にヘルニアは手術歴があっても、一定期間経過していれば加入できる保険商品もあります。
注意ポイント
加入時の告知義務は軽減されますが、保障内容に制限があるケースがあるため注意が必要です。
ヘルニア持病がある方が注目したい保障項目
以下のような保障内容がある医療保険を選ぶと、将来的な備えになります。
1. 再発時の入院・手術保障
ヘルニアは再発リスクがあるため、再手術や長期入院にも備える保障が重要です。
特に入院給付金の支払い条件や、手術の対象範囲を確認しておきましょう。
2. 通院治療費の保障
保存療法やリハビリなど、通院治療が長引くこともあるため、通院給付金付きのプランも検討価値があります。
治療内容に応じて通院給付の有無を確認することが大切です。
3. 部位不担保の条件
契約時にヘルニア部位が一時的に保障対象外となる「部位不担保」が設定される場合があります。
この期間がいつまで続くのか、またその後解除されるかを事前にチェックしましょう。
4. 免責期間の有無
契約直後から保障が受けられるのか、一定の免責期間があるのかも確認が必要です。
保障開始までに時間が空くと、空白期間がリスクになります。
5. 保険料と保障のバランス
保険料を抑えたい一方で、保障内容も妥協できないという方は多いでしょう。
複数の商品を比較して、必要な保障を維持しつつ保険料が見合うか検討してください。
まとめ
ヘルニアの持病や手術歴がある方にとって、引受基準緩和型医療保険は加入への大きなチャンスです。
保障内容の制限や条件をしっかり確認し、自分に合った保険を選ぶことが重要です。必要に応じて保険の専門家に相談しながら、最適な保険商品を見つけましょう。
監修者からひとこと
スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
ヘルニアは比較的多くの方が経験する症状であり、再発や慢性化することもあります。そのため、医療保険の備えは慎重に検討すべきです。
特に引受基準緩和型医療保険は、持病がある方でも加入しやすい制度ですが、その分条件も複雑になりがちです。ご自身の症状に合わせて保障内容を見極め、無理のないプラン設計を心がけましょう。