

スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
保有資格
AFP・2級FP技能士
専門分野・得意分野
生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。
働く世代にとって、病気やケガで長期間仕事を休むリスクは決して他人事ではありません。
そんなときに頼れるのが「就業不能保険」です。この記事では、精神疾患を含めた保障や給付の受け取り方など、多様なニーズに応える現代型の保障商品についてわかりやすく解説します。
就業不能保険とは?
就業不能保険とは、病気やケガによって働けなくなり、収入が減少または途絶えたときに毎月一定額の給付金が受け取れる保険です。
公的保障ではカバーしきれない収入減を補い、生活を支える大切な役割を果たします。
注目される5つの特長
近年の就業不能保険には、多様な保障と柔軟な設計が導入されており、特に以下のような特長が支持されています。
1. 保障範囲が選べる3タイプ
全疾病型・3大疾病型・がん型から選べることで、自分の健康リスクに合わせたプラン設計が可能です。
例えば「がんだけ手厚く備えたい」「精神疾患に備えたい」など、目的に応じて保障を最適化できます。
2. 精神疾患もカバーする全疾病型
精神疾患による就業不能が増える中、全疾病型では、統合失調症やうつ病などの疾患によって入院・在宅療養が必要な場合も対象になります。
通算最大18回まで給付される仕組みがあるため、長期の療養にも備えられます。
3. 選べる給付タイプ:満額 or ハーフ
給付金は「満額タイプ」と「ハーフタイプ」から選択できます。
会社員で傷病手当金が出る人はハーフタイプで保険料を抑え、自営業や主婦(主夫)の方は満額タイプでしっかり保障を確保する設計が可能です。
注意ポイント
ハーフタイプでは初期支払削減期間(540日)は給付額が50%に抑えられるため、制度とのバランスを事前に確認しましょう。
4. 主婦やフリーランスも備えられる
主婦(主夫)向けにも、最大15万円の月額給付が設定でき、家事代行・育児支援などの費用に充てることが可能です。
非正規雇用やフリーランスの方にも対応しているため、多様な働き方にフィットします。
5. メンタル相談など付帯サービスも
心理士によるカウンセリングが無料で受けられるなど、心の健康にも配慮したサポート体制が整っています。
女性専用の窓口やプライバシー配慮の仕組みもあり、安心して相談できる体制です。
給付の受け取り条件と仕組みを理解しよう
「60日以上の就業不能状態」が基本条件となります。
がんなど一部の保障は診断確定日+60日経過後からの対象となるため、責任開始日や支払対象外期間の理解が必要です。
まとめ|収入減リスクに備えるなら、柔軟な就業不能保険を
働けなくなったとき、生活費を保障する仕組みを持っておくことは、現代のリスク管理において非常に重要です。
保険料も比較的手頃で、状況に応じた保障が設計できるため、今すぐ見積り・シミュレーションを活用し、備えを検討してみましょう。
監修者からひとこと
スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
長期間の就業不能リスクは、多くの人にとって家計と生活の重大な脅威です。
とりわけ精神疾患やがんによる収入減は深刻で、国の制度だけではカバーしきれません。特にフリーランスや非正規雇用の方は公的支援が不十分な場合もあるため、柔軟な保険設計が可能な就業不能保険の導入は有力な選択肢です。
保険料や受取条件を比較検討し、自分に合った備えを見つけることが重要です。