

スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
保有資格
AFP・2級FP技能士
専門分野・得意分野
生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。
うつ病を抱えている方にとって、保険の加入が難しいと感じる場面は少なくありません。
しかし近年では、症状の程度や治療歴に応じて加入できる保険も増えており、正しい情報を知ることが重要です。
うつ病と保険の関係|加入はできる?
うつ病と診断されている場合でも、条件付きで加入可能な保険商品はあります。
診断からの経過年数、服薬や通院の有無が審査で重視されます。
1. 告知項目に注意
保険申し込み時には、過去の病歴や通院・服薬歴を申告する必要があります。
うつ病歴の告知義務を怠ると、保険金の不払いにつながるため注意が必要です。
2. 完治後の経過期間を確認
うつ病が完治した後、一定期間(例:2〜5年)の経過があれば一般の保険に加入できる場合があります。
診断書や通院終了証明などが求められることもあります。
3. 引受緩和型医療保険を検討
持病がある方向けの医療保険として、引受緩和型の保険があります。
うつ病の方でも加入できる可能性が高く、告知項目も限定的です。
4. 精神疾患を除外する特則に注意
加入できたとしても、精神疾患に関する保障が適用外となる特則がつくケースもあります。
契約内容をよく確認し、保障対象を把握しておくことが重要です。
5. 保険比較で条件を見極める
うつ病のある方が保険に入る場合は、複数の保険会社を比較しましょう。
審査基準が異なるため、自分に合った保険を選ぶことが大切です。
注意ポイント
うつ病が理由で過去に入院や自傷行為の記録があると、加入条件がさらに厳しくなることがあります。
保険の種類 | 加入のしやすさ | 特徴 |
---|---|---|
一般の医療保険 | 審査が厳しめ | 完治後の経過が必要 |
引受緩和型医療保険 | 入りやすい | 告知が簡略化されている |
精神疾患除外特則付き | 加入可 | うつ病に関する保障は対象外 |
まとめ|うつ病でも保険加入の選択肢はある
うつ病があっても、状況に応じて加入できる保険は複数あります。
正確な告知と保険商品の比較により、自分に最適な保障を選びましょう。
監修者からひとこと
スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
うつ病は精神疾患の中でも比較的罹患率が高く、再発率も一定あるため、保険会社にとっては慎重な審査対象です。
しかし、症状が安定しており、社会生活に支障がないと判断される場合は、加入できる保険商品も少なくありません。
特に、引受緩和型医療保険は精神疾患の既往歴があっても検討しやすく、一定の安心材料となります。必要に応じて複数の保険商品を比較し、補償内容を精査することが大切です。