

スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
保有資格
AFP・2級FP技能士
専門分野・得意分野
生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。
「BMIが高いと保険に入りにくい?」「健康体料率ってなに?」そんな疑問を持つ方は多いかもしれません。
BMI(体格指数)は医療保険の保険料にも影響を及ぼす重要な指標です。この記事では、BMIと医療保険の関係をわかりやすく解説します。
そもそもBMIとは?
BMI(Body Mass Index)は、身長と体重のバランスを数値化したものです。
計算式は「体重(kg)÷身長(m)の2乗」で求められ、成人の適正値は18.5〜25とされています。
ここからは、医療保険を選ぶ際に意識すべき視点を整理します。
1. 健康体料率の基準を確認
健康体料率は、BMIを含む複数の健康基準を満たすことで適用される制度です。
割安な保険料が設定されているため、適用条件を確認しましょう。
2. 標準体との差を把握
標準体と健康体での保険料差は、20年で数万円規模に達することもあります。
加入時に自分がどの料率になるかを把握しておくことが重要です。
3. 保険会社ごとの判断基準を比較
BMIの許容範囲は保険会社によって異なります。
複数社の基準を比較することで、自分に合った選択肢を見つけやすくなります。
4. 体型改善による再審査の検討
現在は適用外でも、BMI改善により再審査が可能な保険商品もあります。
生活改善による保険料の見直しを検討するのも有効です。
5. 専門家のアドバイスを活用
保険代理店やファイナンシャルプランナーの相談を活用すると安心です。
最新の保険商品や料率情報を得やすくなります。
「健康体料率」とは?BMIが影響する保険料制度
健康診断などで一定の基準を満たすと、
割安な保険料が適用される「健康体料率」がある商品も増えています。
注意ポイント
健康体料率の対象基準はBMIだけでなく、血圧・喫煙有無・既往歴なども総合的に判断されます。
BMIと保険料の差はどれくらい?
健康体料率が適用されると、保険料が通常よりも月数百〜千円ほど安くなることがあります。
20年〜30年契約では数万円単位の差になるため、見逃せません。
BMI | 加入可否(目安) | 保険料への影響 |
---|---|---|
18.5〜25 | ○(健康体) | 健康体料率適用の可能性 |
25〜30 | △(標準体) | 標準料率・割増なし |
30〜35 | △〜× | 割増料率の可能性 |
35以上または18.5未満 | ×(引受不可の可能性) | 加入拒否または割増 |
BMI早見表で自分の位置を確認
以下の図は、身長と体重から自分のBMIが「やせ」「標準」「肥満」のどれに該当するかをひと目で確認できる早見表です。
医療保険選びの参考に、自身の位置をチェックしてみましょう。
まとめ|BMIも医療保険選びの重要な視点に
BMIは健康リスクの指標であると同時に、
保険料を左右する要素でもあります。日々の体重管理が経済的なメリットにつながる可能性もあります。
監修者からひとこと
スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
健康体料率は、日々の生活習慣が反映される評価制度です。BMIはその中でも最も基礎的かつ重要な指標のひとつです。
とくに若年層であれば、保険に加入する時点で適正体重に近づけておくことで、数十年単位で見たときの保険料総額に大きな差が出ます。健康と経済的メリットを両立させる手段として、ぜひ意識しておきたい視点です。