

スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
保有資格
AFP・2級FP技能士
専門分野・得意分野
生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。
住宅ローンを組む際、多くの金融機関で加入が義務づけられるのが「団信(団体信用生命保険)」です。借主に万が一のことがあった場合、残債が保険で支払われる仕組みになっており、遺された家族がローンの返済で困らないようにするための保険です。
この記事では、団信の仕組みや補償範囲、加入時のポイントについて、住宅購入を検討する方に向けてわかりやすく解説します。
団信とは?基本の仕組みを解説
団信とは、住宅ローンの債務者が死亡または所定の高度障害状態になった場合に、保険金によってローン残高が完済される制度です。
これにより、家族が安心して住宅に住み続けられるというメリットがあります。
団信の主な種類と補償内容
種類 | 補償内容 | 対象条件 |
---|---|---|
一般団信 | 死亡・高度障害 | 加入時の健康審査あり |
三大疾病保障付団信 | がん・脳卒中・心筋梗塞 | 診断確定で残債ゼロ |
八大疾病保障付団信 | 上記+糖尿病等の生活習慣病 | 一定の就業不能状態で適用 |
保険料は金融機関によって異なり、金利に上乗せされるケースが一般的です。
団信に加入するメリットと注意点
最大のメリットは、返済途中で万が一の事態が起きても、家族にローンの負担が残らないことです。住宅という資産を守る保険とも言えます。
一方で、団信だけでは固定資産税やマンションの修繕積立金、管理費などまではカバーされません。これらの生活費を確保するためには、収入保障保険などの併用も有効です。
団信の選び方と見直しのポイント
近年ではがん保障付きや就業不能保障付きなど、補償範囲の広い団信が登場しています。家族構成や働き方に応じて、最適な保障内容を選ぶことが大切です。
また、健康状態によっては加入が難しい場合もあるため、住宅ローンの申込み前に確認しておきましょう。
まとめ
団信は住宅ローンとセットで考えるべき生命保険です。家族を経済的に守るためにも、補償内容と金利への影響を理解して選ぶことが重要です。
また、固定費を補う収入保障保険などと組み合わせることで、より万全な備えが可能になります。
監修者からひとこと
スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
団信は住宅ローン契約時に見落とされがちなポイントですが、保険の一種として非常に重要です。特に就業不能や長期療養に備えるためには、団信の内容に加えて別途保険でカバーする戦略が求められます。
住宅という大きな資産に見合うリスク管理が、家族の生活を守る鍵となります。