

スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
保有資格
AFP・2級FP技能士
専門分野・得意分野
生命保険・社会保障・金融全般
「持病があるけど、できるだけ安く医療保険に入りたい」
「緩和型でも安い保険って存在するの?」
そんな疑問を持つ方にとって、緩和型医療保険は大きな助けとなる一方で、「保険料が高い」と感じることも少なくありません。
本記事では、緩和型医療保険の基本・安くする方法・選び方のポイントまで、やさしく解説します。
緩和型医療保険とは?
緩和型医療保険とは、持病や通院歴がある人でも入りやすく設計された医療保険です。
通常の医療保険よりも告知項目が少なく、健康状態に不安のある人にとっての“セーフティネット”ともいえる保険です。
主な特徴
- 告知項目は2〜3つ程度とシンプル
- 持病があっても条件次第で加入できる
- 加入直後は保障が制限される期間があることも多い
緩和型でも「安い」保険はある?
緩和型=高いというイメージがあるかもしれませんが、保障内容を見直せば比較的安く抑えられる保険商品も存在します。
ただし、「安い=お得」とは限らない点には注意が必要です。
まず、緩和型保険は健康リスクの高い人も加入しやすくなっているため、保険会社側が支払う可能性のある給付金も増加します。その分、保険料にリスクが反映されやすくなっています。
また、保障内容が限定的であっても、万が一に備えるためのリスクカバーが必要とされるため、設計上どうしても保険料が割高になる傾向があります。
さらに、契約直後は病気などに対する給付が制限される期間が設けられることが多く、「安心感」はあるものの、条件付きの保障となっている点も影響しています。
保険料を抑えるための選び方のポイント
まず、保障内容は「本当に必要なもの」に絞ることが大切です。入院日額や給付日数など、過剰な保障を設定すると保険料も高くなります。
また、通院や一時金などの特約を多く付けすぎると、保障が広がる分だけ保険料も上がります。必要最低限にとどめることがポイントです。
さらに、ネット申込み限定の商品を検討するのもひとつの方法です。営業コストが抑えられている分、保険料が割安に設定されているケースが多く見られます。
「自分にとって本当に必要な保障」を明確にすることが保険料を抑える第一歩です。
安さを重視するときの注意点
注意したいポイント
- 安い商品は保障範囲が限定的な場合がある
- 契約後すぐは給付対象外になることが多い
- 持病に関する入院が対象外となるケースもある
“入れたけど、いざというときに給付されない”という事態にならないように、保障内容をしっかり確認しましょう。
緩和型医療保険で大切なのは、
「安さ」と「備えたいリスク」が両立しているかどうかです。
Q&A
Q1. 緩和型でも安い商品はありますか?
A はい、保障を絞ったシンプルな設計の保険なら比較的保険料を抑えられます。
Q2. 無選択型との違いは?
A 緩和型は簡単な告知が必要ですが、無選択型は告知不要。その分保険料は高めです。
Q3. 加入後すぐに給付を受けられますか?
A 多くの商品で“支払制限期間”(例:1年以内は対象外)が設けられています。
Q4. 安い保険は本当に役立つの?
A 自分に合った設計であれば十分役立ちます。ただし保障内容の確認は必須です。
Q5. 年齢が高くても加入できますか?
A 多くの緩和型保険は60代〜70代までの加入が可能です。
まとめ
緩和型医療保険は、健康状態に不安がある方にとっての大切な選択肢です。“安さ”を求めるなら、保障を絞り、比較検討を丁寧に行うことが大切です。
加入前に、「何のために保険に入るのか」「どんなリスクに備えたいのか」を整理し、自分に合った“必要最低限で納得できる保険”を見つけましょう。
監修者からひとこと
スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
緩和型医療保険は、「入れる保険がない」と感じている方にとって貴重な備えになります。とはいえ、“安さ”だけを理由に選んでしまうと、必要なときに保障が受けられないという可能性もあります。保障内容と保険料のバランス、給付条件、待機期間などを事前にきちんと確認することが、後悔しない選択につながります。“入りやすさ”と“備えられる安心”の両方を見極めて、自分に本当に合った商品を選びましょう。