

スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
保有資格
AFP・2級FP技能士
専門分野・得意分野
生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。
入院生活では、治療や食事以外にもさまざまな出費が発生します。その中でも意外と見落とされがちなのが、「テレビカード」の利用費用です。この記事では、テレビカードの仕組み、費用相場、活用術を紹介し、入院中の無駄な出費を抑える方法について詳しく解説します。
初めて入院する方や、今後の備えを検討している方にとって、役立つ情報満載です。
テレビカードとは?その基本と利用方法
多くの病院では、テレビや冷蔵庫の利用に「テレビカード」が必要です。これはプリペイド式のカードで、1枚1,000円で購入し、指定のスロットに挿入して使用します。1分単位や1時間単位で利用料が差し引かれ、使い切ったら再度購入が必要です。
支払いは現金のみのケースも多く、事前に両替や購入場所を確認しておきましょう。
テレビカードの費用相場と1日の使用目安
病院タイプ | 1枚の利用時間(目安) | 費用感 |
---|---|---|
大規模総合病院 | 約15時間 | 1,000円/1枚 |
地方の中規模病院 | 約20時間 | 1,000円/1枚 |
大学病院 | 約12時間 | 1,000円/1枚 |
冷蔵庫や洗濯機もカード式?その他の利用シーン
テレビカードはテレビの視聴だけでなく、病院によっては冷蔵庫や洗濯機にも対応しています。たとえば、冷蔵庫の利用に1日100円分のチャージが必要な病院もあります。
あらかじめ対応機器を確認して、必要以上のカード購入を避けるようにしましょう。
テレビカードの購入場所と注意点
テレビカードは病院内の売店、自販機、または受付で販売されていることが多いです。深夜や早朝は購入できないこともあるため、事前の準備が重要です。
また、払い戻しができない場合が多く、使い切れる分だけ購入するのが賢明です。
テレビカード代を節約する方法
テレビカードは消耗品なので、長期入院では大きな出費になります。その対策として、スマホやタブレットを活用する方法があります。病室でWi-Fiが使える場合、動画配信サービスや電子書籍を楽しむことでテレビの使用頻度を減らせます。
通信環境と充電の準備も忘れずに。
節約のヒント
テレビカードの使用を最小限に抑えるには、無料コンテンツや病院提供のWi-Fiを活用することが重要です。スマートフォンやポータブルバッテリーも忘れずに持参しましょう。
医療保険と入院費用の関係
入院中の出費は、テレビカード代のような細かい項目も含めて家計に影響します。公的保険制度ではこうした費用はカバーされませんが、民間の医療保険の「入院給付金」で補えるケースがあります。
医療保険の給付金で補填できるか?
医療保険では、1日あたり5,000円~10,000円程度の入院給付金が一般的です。この金額があれば、テレビカードや日用品代をカバーするのに十分です。
まとめ:テレビカード費用も保険で備える時代
テレビカードは小さな出費のようで、入院が長引くと積もり積もって家計の負担になります。公的保険でカバーできない分を民間保険で補完するという意識が、今後ますます重要になっていくでしょう。
保険を選ぶ際には、実費に近い形でサポートしてくれる商品を選ぶことをおすすめします。
監修者からひとこと
スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
病院でのテレビカード代は、実際に入院してみないと気づきにくい支出です。家計の見直しや保険加入時の検討材料として、こうした項目にも目を向けておくことが必要です。
医療保険は、治療費だけでなく、こうした付随的な費用も補える大きなメリットがあります。保障内容を定期的に見直すことで、より安心した入院生活が送れるようになります。