

スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
保有資格
AFP・2級FP技能士
専門分野・得意分野
生命保険・社会保障・金融全般に精通。保険業界での実務経験をもとに、ユーザー目線で正確かつ中立的な情報発信を行っています。
「自分に向いている仕事がわからない」「転職活動に自信が持てない」と感じていませんか?
ハローワークでは、無料で受けられる適性診断を提供しており、自己分析やキャリア設計に役立ちます。
本記事では、ハローワークで受けられる4つの適性診断の特徴や受検方法、活用法について詳しく解説します。
ハローワークで受けられる適性診断の種類
ハローワークでは、以下の4つの適性診断を無料で受けることができます。
それぞれの診断は、対象者や目的が異なるため、自分の状況に合ったものを選びましょう。
ハローワークの適性診断一覧
1. 職業興味検査(VPI)
VPIは、アメリカの心理学者ジョン・L・ホランド氏が開発した職業興味検査です。
160の職業名に対する興味の有無を回答することで、6つの興味領域(現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的)に対する関心度合いを測定します。
2. 一般職業適性検査(GATB)
GATBは、職業に必要な9つの能力(知的能力、言語能力、数理能力、書的知覚、空間判断力、形態知覚、運動共応、指先の器用さ、手腕の器用さ)を測定する検査です。
紙筆検査と器具検査の2種類があり、所要時間は約45〜50分です。
3. 職業レディネステスト(VRT)
VRTは、職業に対する興味や自信度、基礎的志向性を測定する検査です。
質問項目が分かりやすく、誰でも簡単に取り組めることが特徴で、所要時間は約40〜45分です。
4. キャリア・インサイト
キャリア・インサイトは、パソコンを使って「能力」「職業興味」「価値観」「行動特性」の4つの適性評価を行うシステムです。
ECコース(18〜34歳程度の若年者向け)とMCコース(35歳以上の職業経験者向け)があり、所要時間は約80〜105分です。
適性診断の受検方法と流れ
ハローワークで適性診断を受ける際の一般的な流れは以下の通りです。
事前に予約が必要な場合が多いため、最寄りのハローワークに確認しましょう。
1. 電話予約をする
まずは、最寄りのハローワークに電話して、希望する適性診断の予約を取ります。
予約時に、希望日時や必要な持ち物などを確認しましょう。
2. ハローワークで検査を受ける
予約日時にハローワークを訪れ、指定された場所で適性診断を受けます。
検査は、パソコンや紙筆、器具などを使用して行われます。
3. 結果を印刷して受け取る
検査終了後、結果はその場で印刷され、持ち帰ることができます。
結果には、自分の適性や興味に合った職業のリストなどが含まれます。
4. 職業相談を受ける
診断結果をもとに、ハローワークの相談員と職業相談を行います。
自分の適性や希望に合った職業や求人情報を紹介してもらえます。
5. 求人情報を検索する
ハローワークのインターネットサービスや情報コーナーを利用して、求人情報を検索します。
適性診断の結果を参考に、自分に合った求人を探しましょう。
適性診断を受けるメリットと注意点
ハローワークの適性診断を受けることで、自己理解が深まり、職業選択の幅が広がります。
ただし、診断結果はあくまで参考の一つとして捉え、自分の希望や価値観も大切にしましょう。
注意ポイント
適性診断の結果に過度に依存せず、自分の希望や価値観も考慮して職業選択を行いましょう。
Q&A|ハローワークの適性診断に関するよくある質問
Q1. ハローワークの適性診断は無料ですか?
A. はい、ハローワークで提供されている適性診断はすべて無料で受けることができます。
ただし、事前予約が必要な場合が多いため、最寄りのハローワークに確認しましょう。
Q2. 適性診断の結果はどのように活用できますか?
A. 診断結果をもとに、自分の適性や興味に合った職業を探す際の参考になります。
また、職業相談でのアドバイスや、履歴書・職務経歴書の作成にも役立ちます。
Q3. 適性診断は何回でも受けられますか?
A. 基本的には1回のみの受検となりますが、状況に応じて再受検が可能な場合もあります。
詳細は、ハローワークの相談員にお問い合わせください。
Q4. 適性診断の結果は他の機関でも活用できますか?
A. 診断結果は自己分析の材料として活用できますが、他の機関での正式な証明書としての利用は難しい場合があります。
必要に応じて、他の適性検査や証明書の取得を検討しましょう。
Q5. 適性診断を受ける際の持ち物はありますか?
A. 特別な持ち物は必要ありませんが、筆記用具や身分証明書を持参するとスムーズです。
詳細は、予約時にハローワークに確認してください。
まとめ|ハローワークの適性診断を活用して自己理解を深めよう
ハローワークでは、無料で受けられる4つの適性診断を提供しており、自己分析やキャリア設計に役立ちます。
適性診断を受けることで、自分の興味や能力、価値観を客観的に把握し、職業選択の幅を広げることができます。
診断結果を鵜呑みにするのではなく、自分の将来像やライフスタイルも踏まえて柔軟に解釈する姿勢が重要です。
また、適性診断後の職業相談を通じて、求人選びや応募書類作成まで一貫してサポートを受けられるのもハローワークの大きな魅力です。
自分に合った仕事を見つけたい方は、ぜひ一度ハローワークの適性診断を活用してみてください。
監修者からひとこと
スマホdeほけん編集部監修者
ファイナンシャルプランナー
転職活動や再就職を始めるにあたり、自己理解は最も重要なプロセスのひとつです。
ハローワークの適性診断は、費用をかけずに自分の職業適性を知ることができる貴重な機会です。特に、キャリアに悩みを抱える方や進む方向に迷っている方にとって、自身の可能性を広げるための「気づき」を与えてくれるでしょう。
診断結果はあくまで一つの参考資料ではありますが、職業選択の軸を見つけるきっかけとなります。診断後の職業相談も積極的に活用し、自分の強みと社会のニーズを照らし合わせながら、納得のいくキャリア選択を進めてください。